5月

05/30 イエティ札幌校in本田農場 (伊藤さん)

◆感想
イエティとはまた違った雰囲気・人の環境で、とても楽しい一時を過ごすことができました。その楽しさの要因として大きいのは、何と言っても、全てがこれからであるということ。創る楽しみがあるところですね。
なにやら完成してしまったものをいじくるよりも、大人も子供も一緒になって夢を語って形にしていくことができたら、こんな素晴らしい「場」はなかなかないでしょうね。フィールドも良いし、本田さんは農家だし、楽しい遊び場に創られていく変遷をウォッチしとかないとなりませんね。。。


05/29 MASH昆布岳 (佐藤さん・落合さん)

前日から悪天であることが当初より予想される中、最終的には現地で中止の判断が下されました。

◆学び
天候に左右されることは仕方がないにせよ、お客様の反応が気になっていましたが、「残念だけど、こういうケースもあるということを学習する良い機会ね」と逆に教えていただきました。
NEOSのお客様だからか、自然や物事の楽しみ方に長けていらっしゃる方々が多いことに毎回驚かされます。
また、常にですが、大潤さんのもてなしはすごい。
特に、今日は絶妙のタイミングでした。
指向性の違いと思いますが、登山時以外でもサービス業的な配慮というものをも少し意識してはどうかなとも思う機会にもなりました。


05/26-28 講義 ネイパル研修in砂川 (高木さん)

◆要旨
1・2日目は自己開発や感性、コミュニケーションにスポットをあてたアクティビティを通じて体験学習方式についての理解を深め、3日目にリスクマネジメントについて今後起こり得る問題についての意識付を行った。
結果、研修を通じて、ネイパルスタッフの一体感の醸成やスタッフとしての役割を再認識・再確認し今後の期待を高める良い動機付けの機会となったようでした。

◆感想
2日目に行われた感性を磨くアクティビティとコミュニケーションワークのBANGが非常に印象に深く残りました。
前者では、色々な感覚を注意深く意識してみる、という実習だったのですが、ねおすスタッフから、「何年ぶりかで裸足で芝生の上を歩いて非常に気持ちが良かったし、とても楽しかった。日頃お客さんに自然の楽しさを伝えたいと思って話をしているけれど、自分自身が(自然を)本当に楽しめているのか、と改めて考えてしまった」という声が聞けたことも印象的でした
楽しんでいなければ、そう本当に思っていなければ、リラックスしていなければ、人に伝えることなど難しいものなのだと。

BANGは、ストレス時の個人行動と集団規範を観察することができ、自分自身の押しの強さ、というか、自分の意見の正しさを証明しようとする根性に、我ながら閉口してしまった。また、集団規範をどのように受け止め、行動していくか、規範をすばやく理解することも伝えることも、行動のスムーズさを取り上げた場合、非常に重要。
ゲーム性あり、葛藤あり、驚きアリのとっても面白いアクティビティでした。

スケジュール
26日 am アクティビティ1 自己紹介
    pm アクティビティ2 グループダイナミックス
27日 am アクティビティ3 感性を使う
    pm アクティビティ4 コミュニケーションワーク
28日 am 講義 リスクマネジメント
    pm リフレクション


05/24 講義 テーピング講座 (樋口さん)

◆要旨
足首や手首のテーピングを実際に体験しました。

◆感想
テーピングを巻いたことで逆に痛みを伴ってしまうことを体験していたので、今回学んだことを活かすためには、足に負担をかけない巻き方をマスターしないと意味のないものになってしまいますね。
原理(患部と逆をサポートする)と気をつけるポイント(テーピングをまくと痛みを感じる部位)を忘れないようにします。


05/22-23 鳥ツアーin天売・焼尻島 (小林さん)

◆感想
今回のツアーは、2日間とも天候に恵まれ、ウミガラスウミスズメといった希少な鳥も観ることができたので、お客様も大変満足されていました。
1日目に観たウトウやウミネコのコロニーは圧巻で、目の前で鳥の姿をじっくり観察できたことが楽しかった。また、2日目の船チャーターは、鳥との距離も近く色んな一面を観ることができ、非常に楽しませてもらいました。

特に、印象的だったのが地元のガイドさんだった。
やはり、旅は現地にすむ人たちやその暮らしぶりが見えて深みが増すというもの。内部にお金が落ちる取組として、また、その想いを伝えていく場としてさらに発展していってもらいたい。


05/21 講義 鳥講座② (小林さん)

◆要旨
前回の鳥講義で学んだ「鳥の観察の仕方〜環境をよく見る〜を、フィールド実習などで体験。あいにくの悪天のため、十分にはできず。

◆感想
鳥の特徴をつかむことと、環境をよく見ること。良く観察するというのは、動いているものだと結構難しい。そして、聴力に頼った識別も、まずは聞こえること、聞き分けること、となるともなんとも頼りない自分がいる。
それを瞬時にできてしまう見え方、聴き方には、人間のもつ機能の訓練の仕方に大きな違いを感じてしまう。
人間、手応えを感じられないとなかなか好奇心もわきづらい。などと、この悲しい現実を嘆いて努力を怠っている。。。


05/19 講義 こどもの心理学講座② (松谷さん)

◆要旨
5月イエティくらぶの反省からはじまり、グループワークを通じて傾聴の大切さを再確認した。また、今回は、イエティくらぶの伊藤英美さんも参加され、いろんな家庭の生の情報を提供して頂きそれを題材に最近の子供とそれらを取り巻く環境について理解をすすめることもできました

◆感想
前回の授業で、こども(人)の遊びの中で、自然はエネルギーを受け止め、返していく場所、そう言う意味でも安心感を提供できる場所なんだ。だから、子供の自然体験活動というのは、子供の発育にも非常に良い影響を与えるんだということを言っていました。
「人間のエネルギーを、受け入れ受け止めることができる場所。健康的に発散できる場所」は自然の中にあり、また、人との関わりのなかにもある。
自分と向き合うことなしに子供と向き合っていくことはできず、自分も子供同様、自分のエネルギーを健康的に発散していきたいと願っている。
こんなんではカウンセラーとしてもなかなか頼りないと思うが、一人ひとりのこどもにしっかり目を向け、自分自身にも逃げずに向き合わねば。



05/18 実習 ロープワーク (樋口さん)

◆要旨
悪天のため、赤岩実習は見送り。そのため、ロープワークやクライミングの全体像について学習した。また、プルージングの威力を体感する、ということで、プルージングを使って木登り体験。

◆感想
ロープワークの結び方はひとつひとつよく考えられていてすごい。
一本のひもから形づけられるそれは単純なようで、すごい威力を発揮することを知った(プルージングの強さ)。
人間、単純な道具を十二分に使いこなすその知恵にたくましさすら感じる。
単純だからこそ、原理を知り応用を利かせる。原理に基づいて応用がある。
何はともあれ、知っていても使えなければ意味がない。実践あるのみ。


05/14-16 イエティくらぶ・月例スクールin黒松内(高木さん・小林さん)


◆要旨
2泊3日、子供20人、大人19人という、集合体が2日間一生懸命遊びました
1日目午前中は、海。午後は、山菜採り、羊の毛刈り、フェルトボールづくり
2日目午前中は、全員遊び、野菜の植え付け

◆感想
移動バスの中から、その子供達のテンションの高さに、初っぱなから疲れてしまっていた。
子供と時を過ごすのは4年ぶり。といっても、大学生時代の環境教育ゼミで実施した1週間キャンプ位の経験しかないが。
「子供の心理学」講座も受けたことだし、結構緊張して、あれやこれや考えながらのスタートをきっていた。
最初からドキドキしてしまったのが、バスの中で一緒に座った子との会話だった。学校で友達に嫌なことをされる、と苦しそうに伝えられた。
自分のいじめの経験を話してはみたが、ちょっとピントがづれたような空々しい自分はなんとも頼りない人間なのだと実感してしまった。

何はともあれ、ビビッたり、笑ったりの慌ただしい3日間は過ぎた。
イエティの参加者は、1年生から中2までと結構幅が広い。全開遊びの中でもみんなと接する中でも、どこにターゲットを絞ってキャラクターをつくっていくかが考えどころ。
ただ、参加者全員に言えることは、どっしりと構え対応し不安感をいだかせないことに注意を払っていかないといけない。
その点、秀美さんはすごい。母強し、と言ったところでしょうか。

また、スタッフ間のチームづくりには積極的に働きかけをしなかったが、運営側も野放し的要素が強い。今回はとりあえず、大人はいいやと早々に見切りをつけてしまったが、長期ではそうもいかないだろうけど。。。


05/14 講義 天気図講座 (樋口さん)

◆要旨
気象に関する基礎的な知識をおさらいし、天気図作成までを実施

◆感想
昔の理科の授業でならった古くなってしまった知識をなんとか振り絞った授業でした。と言いながらも、ほとんどといっていいほど思い出せない。
実感の伴わない学習はこんなもんかと思ってしまう。
都市社会では、例えば雨が降っても地下街に入ったり、傘をさせば何の問題もない。しかし、自然の中で天気に恵まれないことは、時として生死にも関わる問題にもなる。
知識のおさらいも少々と、自然に出ていき感じ意識することと、常にそういう自然の中にあることを忘れてはいけないですね。


05/13 講義 動物講座① (檜山さん)

◆要旨
北海道に生息する動物を知る、また、ガイドとしてこれら野生動物をどのように見せていくのかを紹介する

◆感想
動物に関してもこれまで注意を払って注目をしたことがなかったので檜山さんの目を通じての動物講義も非常に参考になる。
鳥同様(当たり前だが)、環境との関連で学習をするめられると、なお学習が深められる。



05/11 amレビュー/ pmアクティビティ概論 (伊藤さん)

◆レビュー 感想
レビューでは、この1ヶ月間の振り返りと今後の課題の共有を行いました。
思うところは多くありましたが、その時々の小さな発見はしっかりメモをしていないと記憶が薄くなってしまってます。日々色んな発見があるため。
とかく、今後のことは未だ具体性を持ちませんが、引き続き、多くの体験を通じて、色んな発見・センスを磨いていきたいと思います。

◆アクティビティ概論 感想
色んな思想に基づくアクティビティが予想外に多くあることを知りました。
同じアクティビティでもメッセージに違いがあるものも中にはあるかと思います。また、頭で考えるのではなく体を使う点は、意外な点もあらわれたりして、結構興味深いです。いくつかのパターンを色々経験してみたいです。


05/10 講義 こどもの心理学講座① (松谷さん)

◆要旨
第一回目のイエティくらぶを意識しつつ、こどもを取り巻く環境と現状、「遊び」の効果性、子供と接する際の姿勢と役割やカウンセリングについて講義をいただきました

◆感想
伝えられる子供達の現状。何がその問題点にあるのか。
程度の差こそあれ、私の子供時代とそんなに変わらないような気もします。
ただ、今も昔も一番気になることは、多感な時期に、特定の大人にしか会えていない(先生、両親など)ことが子供にとっては良い環境ではないと思います。
だからこそ、イエティに参加させていただく上では、自分自身が魅せるものはないにせよ、一人の長く生きたヒトとして、子供と接することができたらいいな、もしできるなら良くも悪くも何か印象に残る機会を提供ができたらいいですね。
私達の役割には、「一緒に多いに遊ぶ人になってあげられること。子供のことを親へフィードバックしてあげられること」が望まれると教えられました。
それをまずは指標にし、子供達に臨みたいと思います。
また、カウンセリングについての理解は薄いですが結構すごいと感じました。



05/09 HESツアー:赤岩・オタモイ海岸 (神明さん)

◆要旨
小樽は暖かい場所でした。
この1ヶ月内に訪れた場所では植生の状況などを意識して記録を取ってきたので、気温、気候、地形などの違いを植物の状態から感じることができました。
まだまだ足らないことは多いですが、地層、生態系などの大きなくくりとリンクさせながら動植物の名前は覚えていきたいと思います。

◆感想
これまで教えていただいてきた植物の名前など、再確認しながら歩くことができ、おさらいの機会としても非常に有効でした。
オタモイ海岸は思い出の場所でもあったので、妙に景色がまぶしかったです。イソヒヨドリが見られ、感動しました。

スケジュール
9:00-10:25 円山〜(移動)〜赤岩
12:45-14:40 赤岩自然探検路 
14:50-16:30 オタモイ海岸


05/08 MASHお仕事体験:朝日岳 (宮本さん)

◆要旨
様々な植物の芽吹きを楽しみながらゆっくりと登っていきました。
また、雪渓も残っており、皆で雪遊びを楽しむ場面もありました。

◆感想
私自身は、登山を目的として雪渓を歩いたことがはじめてでしたので、非常に貴重な体験になりました。みんなが雪遊びを始めてから、すぐに参加することはできませんでしたが、怖いと思っていたことも、やってみればなんとかなるものだと。「まずは体験する」の一言に一押しされましたが躊躇することはあるにせよ、まずはやってみる、の姿勢を忘れないように
します。
また、宮本さんより昼食時に五・七・五をつくる提案があったり、移動中のバス内での会話の盛り上げ等々、お客様に対する配慮の姿勢を学ばさせていただきました。
特に、NEOSのお客様は数年来にわたるリピーターの方々が多いので、それに甘んじることなく、楽しませる演出や、要望を探っていく働きかけを大事にしなくてはいけないと思いました。
また、今回は、西野さんが一人お客様としてご参加くださいましたが、70歳、という年齢に反した身のこなしと美しさに脱帽でした。
私もそうありたいものです。

スケジュール
9:00-10:00 札幌〜朝日岳
10:00-12:45 登山口〜頂上
12:45-13:30 昼食・五七五を創る
13:30-14:40 下山
15:00-16:00 温泉


05/03-05 オープンスクール:黒松内(高木さん)

◆要旨
最終日を除き、天候が悪かったこともあり?非常にのんびりとした3日間を過ごしました。また、今回はオープンスクールということでしたが、お客様は古くからのNEOSファン、高木夫妻のお知り合いの方々ばかりでしたので、非常にアットホームな、どこかのお家に御邪魔させていただいているような、そんな空間がありました。

◆感想
今回の学びは、2つ。
ひとつは、ブナセンターでのクラフト作業の中で改めて気が付くことがありました。それは、少し考えれば非常に簡単なことなのですが、事象を細切れで観ているとはまさにこういうことだ、と反省するとともに、改めて初心に戻る機会となりました。

「ぶなは結構固いから難しいんだよね」
こうどうのその一言に愕然としました。あまりにも、単純なことすぎて。
それは、私が、小物入れをつくろうと、ブナ材に溝を掘っていたときのことでした。なかなか掘り進めることが出来ず、悪戦苦闘をしている時にそんなひと言がとんできました。
木工が好きで、林学でありながら・・・要は、木材を加工してきた経験は少なからずある。また、材には種類によって強度が違うから用途によって使い分けられている。のに、何を作るかを決めたとき、材質への配慮など一切しない私がいたのです。(木工教室には、自由に使える材が幾種類かおいてあった状況)
それから思いました。これまでやっていた木工類のものづくりは、作るものに適した材が提供されていた環境にいたこと。樹を理解する、ためにも材に触れられる木工教室は強いメッセージ性をもたせることができるし、非常に良い経験を与えることができる機会なのだと。


ふたつ目は、講義・ツアーを通じて高木さんの考えていること・興味関心などを少しながら垣間見られたことです。
講義では、「プログラムづくりで大切なことは、伝えたい想いをもつこと」と教えていただきました。伝えたい想いを明確にすることと共に伝えられる側の受け入れ態勢をどのように創り、演出していくか、も併せて課題です。

スケジュール
3日 am ブナセンター 木工教室
   pm ミニエコツアー(高木さん)
4日 am 寿都ブナの森散策(高木さん)
   pm 講義「自然体験活動の効果について」(高木さん)
5日 am 歌才ブナの森散策(高木さん)
   pm 山菜採り


05/01-02 アクティビティ虎の穴:ふぉれすと鉱山(宮本さん・伊藤さん)


◆学び
「自然体験活動教育におけるアイスブレーキング」ということで、数多くのアクティビティの体験と、リラックスできる状態づくり、への働きかけを見聞きすることができました。

◆感想
今回体験したアクティビティは、身体の動きやイメージから感じ取ったり、ゲーム性が高いものだったこともあり、非常に楽しく受講させていただきました。それも、能力的な差(身体、頭脳)に影響されない内容になっていることが印象的でした。
また、多くのアクティビティは普遍性の高いものが多いと思うので、何をメッセージするかを実施者が明確にしたり、上手く誘導しないと気づきや動機づけが薄くなってしまう点に難しさを感じました。

自然体験活動では、体験型・参加型学習を基本・重視するので、主体性をもたせたり、動機づけや動機を維持させていくこと、環境整備として、学習を阻害する要因(緊張・不安など)を取り除いて、個を尊重していくアプローチ・・・今回はアイスブレーキングなので、それ以上に突っ込んだ形での参加者同士のやりとりは体験できませんでしたが・・・この前提を忘れてしまうと、アクティビティは楽しいゲームで終わってしまうので、やっぱり難しい。
また、個を尊重するアプローチはやはり新鮮に映りました。

総括で宮本さんが「あいまい。白黒つけない価値観。見えない未来。を良しとする考え方・価値観が普及していくと良い」とおっしゃっていましたが、それが普及するためには、精神的に自律していることが前提条件にくるんではないか、ちょっと頑張らないと、と思いました。
また、自分はタスク思考が強く、プロセスをなおざりにして行動してしまう傾向がある。つい熱中してしまうとこの傾向は高くなるので意識し改善を心掛ける。また、良きフォロワーになれるよう、意識を高くもたねばなりません。