8月

08/19-22 野外行動技術 実習 知床縦走 (檜山さん)

◆要旨
前後移動日2日間、1泊2日の知床縦走(木下小屋〜硫黄山登山口)を計画。台風の影響で、登山1日目は羅臼平で撤退。2日目に、縦走を決行し、無事下山いたしました。

◆感想
私にとって野外活動は、日常と違う自然の真っ只中で、思いがけず素晴らしいもの(・風景や出来事)と出会うことができる体験で、感性が豊かになるというか、多くの気づきを与えてくれる素晴らしい機会です。
そして、これまでの浅い山行経験の中で、登山=縦走、というイメージが強かっただけに、今回の縦走への期待は大きく、怪我や事故もなく縦走を達成できたことは本当に嬉しいことでした。
無謀な点があり、誉められたものではないことも十分に理解しつつも、もしかしたら二度と行けなかった知床縦走路でであったかもしれないとも勝手ながら思い、様々なものに感謝しております。

チームワークが悪く、配慮が足りなかったり、至らなかったりした部分も多分にあると思います。一緒に登って下さった檜山さん、大澗さん、金川さんに深く感謝しています。本当にありがとうございました。



07/27-08-16 子ども長期自然体験キャンプ (高木さん・小林さん)

◆要旨
天候が恵まれた中、30人の子どもと30人近くいた大人が、色んな体験、色んなコミュニケーションをとりながら生活し、閉村式では、涙・涙の子ども達と「甲子園初出場のスタッフが、初優勝したような感じ」で、大きな事故・怪我もなく、19泊20日の生活を送りました。
個人的な課題、運営に関する課題・挑戦も多々あるとおもいますが、私にとっては、大満足の名残惜しい夏が終わりました。

◆感想
長期は全てが終了してみて、大きな充足感が得られました。
また、この気持ちが私が一番求めていたものなのかもしれない、という気持ちです。その充足感というのは、長期村が、大人、子どもに限らず、心地よい居場所
 色んな出来事を通して、心理的な一体感=つながりができ、
 お互いに重要だと思う、必要とする、受容される、ゆえ安心できる、
 学べる、発見がある、楽しめる場、そんな空間
であったように感じられたからです。

8月まで色んな経験をしてきた私のキーワードは、安心、つながり(心理的な一体感)、受容、学び、発見、違う目線・ものの見方・考え方、自然(野外活動)・子どもでしょうか。

自然ガイドも子ども事業も、そこで共に得た学び・発見を参加者の実生活を結びつけていくことが私が目指していきたいことなのだと強く実感しました。
そして、私自身もそうであることを目指さなければなりません。
多くの場面が、日常であり、非日常である、その境界線は、それぞれ個々のフィルターを通して識別がされていくと思いますが、常に何事も関連性があり、つながりがある。きれいサッパリ切り離されるものでもなく、そういうものにしても良くない。

高木さんが一番おっしゃっていた「伝えたい想い」をもつこと。
ツアーの企画ができなかったように、「想いを形にしていくこと」。
まだまだ頭先行で行動が出来ていませんが、長期や諸処の野外活動で経験して改めて整理したキーワードが網羅されるような、場、空間を提供していきたい、自然と触れることで自分自身の感性を磨いていきたいと強く思っています。
これからがはじまりですね。

長期のことは、いっぱいいっぱい、書いておきたいことが、子どものこと、子どもとの関係のことなど多々ありますが、ひとつひとつ丁寧に消化していきたいと思っています。
自分自身の課題としては、何事も中途半端に取り組んでしまう点が顕著で、集中力に欠くことが多かった。不変なことをしっかりやることを常に忘れないことと、攻撃的なコミュニケーションを見直していくこと。

最後になりますが、貴重な体験をさせてくださった高木さん、小林さん、大久保さん、久恒さんはじめ多くのスタッフの方々、関係する全ての方々に感謝しています。



07/14-16 ワークショップ 森林普及研修 (宮本さん・伊藤さん)


◆要旨
新設された森林ふれあい係の方々を対象に、プログラムづくりの基礎を学ぶことをねらいに実施された。

◆感想
新しく新設された部署で、これまでとは異なる仕事・ミッションに戸惑いがみられつつも、自分たちが持っている知識や経験をベースにプログラムづくりが進められていた。
一番勉強になったことは、ファシリテートしていくこと。
創造的なアイデアが生まれるような雰囲気づくりや気持ちを盛り上げのちょっとした投げかけをしていてただすごいなと。
自分自身は、笑顔にもなれず何度も注意を受けてしまった。
「場」を提供していく上で一番基本的で大切なこと。しっかり意識して変えていきたいと思う。
そして、絶対的な知識も乏しいので、補っていかなければなりません。



07/10-11 イエティくらぶ・7月例会 (小林さん)

◆要旨
水プログラムが多くなってきました。また、ぶな森スタッフによる水プログラム(作開の水について)も行われました。

◆感想
ふぉれすと鉱山での学校対応の後だったので、特に、子ども達の動きが全く違うことに驚きを感じました。
ふぉれすと鉱山では、先生がいる、学校生活である、ということで、多くの子どもに良くも悪くも規制要素が働いている、ということを垣間見たことでイエティに来ているこの子ども達は、日常の学校生活でどんな日々を過ごしているのかと少し不安・心配に思ったりしていました。
それゆえ、このイエティで全開遊びを共にしていかなければならない、とも反省しつつ。



07/05-09 実習 ふぉれすと鉱山(学校対応) (上田さん・檜山さん)

◆要旨
2校の学校対応を行い、それぞれにプログラム提供を行いました。
また、その中でも、一部のプログラムを提供する学校主導のタイプと、ふぉれすと鉱山が主導するタイプを体験しました。

◆感想
学校の先生がつくる環境・雰囲気によって、子供達への影響はやっぱり甚大だとということ改めて考えてしまいました。
今回の2校は、完全に学校の先生が違っていました。たばこばかりふかしている教頭先生、嫌みばっかり先生と、子ども以上に体験にのめり込んで共に楽しんでいる教頭先生。
子どもの自由度、学習意欲、どちらにも影響されるのではないでしょうか。

そして、多くのこども達と触れて発見したことがありました。
それは、多くの子供が「○○していいの?」と聞いてくる、許可をもらってから動くという行為です。自分自身も重なる部分が随分ありますが。。。

その疑問符の中には、ルールを確認するためのものと、ルールは別にないことで自分がそうすると決めてしまえばできることを許可をもらうために発してしまう一言があるように感じます。
自分自身もルールを変えたり新たに作ったりする可能性があることをうち消してしまう「××してはダメ」などの規制要因の多さゆえの思考回路が出来上がってしまっているんでしょうか。何が正解か(判断の機軸)を探してしまうのでしょうね。白か黒かはっきりさせたくなっちゃう。
こんなことを自分に重複させて見ながら、野外活動(「自分のことは自分でやる」の世界)の意義、というか、重要性を考えてしまいました。

そんなことを思いながら、そういう意味でも学校の先生がディレクターや研修生としてプログラムを進めているふぉれすと鉱山の画期さが垣間見れたような、すごいなと思ったり、面白いなと思いました。
ついでに言えば、先生同士の交流をもっと仕掛けていけたら面白そうですよね。